宇部出身のアニメーター・庵野秀明さんが手掛けるアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のフィギュア展が9月14日、常盤町1丁目スマイルマーケット(旧宇部井筒屋内)で始まった。
宇部市街地で開催される「まちなかアートフェスタ」の目玉企画として、宇部市が主催する同展。「アンノヒデアキノセカイ×海洋堂エヴァンゲリオンフィギュアワールド」と題して、フィギュアの造形企画制作などを行う海洋堂(大阪府門真市)の協力を得て行う。
会場には、エヴァンゲリオンのフィギュアを立体再現した名シーンの背景と合わせたジオラマを中心に展示。細部まで精巧に作られ、場面によってはLEDライトを使って臨場感や迫力を演出。場面解説やせりふとともにストーリーを追って紹介する。
そのほか、庵野さんが携わったアニメ作品のフィギュアなど、合わせて100点以上を紹介。庵野さんの宇部高校美術部時代からの作品制作や活動をたどるパネル40枚も合わせて展示し、その軌跡を地元で振り返る。
宇部市総合戦略局共生社会ホストタウン推進グループ担当者によると、3連休となった初日は、ファンや地元の親子連れなどで予想を上回る来場があったという。「まさにファンにはたまらない内容。どのシーンのジオラマがあるかは、来場してからのお楽しみ」と話す。
「作品を見たことのない方や親子連れの方も来場してもらえれば。地元はもちろん、福岡や広島など隣県からも広くお越しいただきたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時~18時30分(最終入場は18時)。水曜休館。入場料は、一般=500円、高校生以下無料。11月24日まで。
10月19日・20日は、「ヒストリア宇部」(新天町1)で「エヴァンゲリオン新劇場版」の「序」「破」「Q」3作品無料上映会を行う。庵野さんや作品により親しみを持ってもらおうと当日先着90人限定で行う。