マルシェイベント「ひとつの地球・みんなの未来~環境問題と様々な子育ての形 in 山ヒメ~」が12月7日、「ときわ湖水ホール」(宇部市沖宇部)で開かれる。
主催は、女性の活動を支援する「NPO山口ヒメ倶楽部」。共催の公益財団法人「山口きらめき財団」が支援する「県民活動リレーイベント」の一環。「女性の笑顔を応援する」をテーマに、講演会(午前)とマルシェ(午後)の2部制で行う。
NPO山口ヒメ倶楽部の中村美香代表は「これまで『女性活動応援イベント』という形で企業家のサポートをメインに行ってきたのでそのイメージがあるかもしれないが、今回はいつも頑張っている主婦の方に笑顔になってもらいたいとの思いで開催する」と話す。
10時からの第1部は、環境活動家・作家として活動する谷口たかひささんによる現在の地球環境をとりまく問題と自己肯定感に関する講演会を行う。事前予約制(無料)。
正午からの第2部では、「体験・相談」「ワークショップ」「販売」のマルシェを展開する。ゴミ対策やプラスチック製品の不使用など環境問題を意識した「SDGsブース」では、「ロウのカケラで作るキャンドル」(Prunelle)や「バスホイップ作り」(Sweet*Sweets)などのワークショップのほか、手作りジャムの販売(河村酒場)や「よりきちのお家相談」(FPの家よりきち)などが出店。会場外にはキッチンカーが来場する。
「山ヒメ出店ブース」では、アクセサリー販売やハンドメイド、占い、アルコールインクアートなどのワークショップを行う。「様々な子育てのかたち」と題して「セレーノ四つ葉」や「不登校コンシェルジュ にこっと thank you」が、障がい児や不登校などの子育てに関する相談会を開くほか、「保育サポートみらい」などがステージパフォーマンスを披露する。
食品ロス削減の取り組みとして、ナッツやチョコレートの量り売り(量り売り専門店F)や、米粉焼菓子の量り売り(KURUMILK)を行うほか、「環境問題」をテーマにすることから、エコバッグや保存容器、マイ箸などの持参を推奨する。各ブースでの袋等は有料。
中村代表は「これまでも『環境問題』をテーマにしていたが、昨年のイベントでSDGsに関する質問コーナーを設置したところ回答率がとても低かった。今回講演してもらう谷口さんが環境活動家として活動されていることや、子どもと一緒ならお母さんたちも喜んで勉強してもらえるのではとの思いで、今回のメインテーマの一つにした」と話す。
「谷口さんには、自己肯定感に関するSNSの投稿を見て私自身が気持ちが楽になった経験から出演をお願いした。子育て中のお母さんはもちろん、今生きづらさを感じている学生にもぜひ聞いてもらいたい。地球のことも自分のことも大切に思えるきっかけ作りになれば」とも。
開催時間は、10時~15時。