宇部の洋菓子店「虎月堂」（宇部市昭和町3、TEL0836-21-3543）と宇部観光コンベンション協会は5月28日、来年秋開催の山口国体をPRしようとマスコットキャラクター「ちょるる」をイメージしたロールケーキ「ちょるるロール」を発売した。

周防大島産のミカンの皮が練りこまれた生地

　同商品は抹茶とミカンの2種類のロールケーキで、価格は1本1,250円。虎月堂、山口宇部空港、新山口駅で販売するほか、県内の百貨店などでの販売も予定（虎月堂は1,100円で販売）。同大会が終了する2011年10月24日まで限定販売する。

　同店オーナーの坂田純一さんは「山口県の国体にちなみ地産地消の素材にこだわった。宇部市産の茶葉を使った『抹茶』、周防大島町産のみかん品種『瀬戸美（せとみ）』を厳選して使用している。今後は季節に合わせたり、お客さまからの要望を取り入れたりしながらロールケーキの種類を増やしていきたい」と話す。

　同店は、昭和初期から続く宇部の老舗洋菓子店。現在の店主は2代目で、ネット販売にも進出している。放し飼いの鶏の卵を使った「生カステラ」や宇部市内で愛されたペリカン「カッタ君」をモチーフにした半熟たまご「カッタ君のたまご」などが人気を呼んでいる。

　営業時間は9時30分～19時。日曜定休。