山陽小野田の日本料理店「春駒亭」(山陽小野田市日の出3、TEL 0836-83-2679)は7月10日、椅子席の宴会場を新たに設けた。
1952(昭和27)年創業の同店は、懐石料理を専門とする日本料理店。ランチやディナーのほかは、主に結納やお見合い、法要や接待での利用客が多いという同店のコンセプトは「本格的な日本料理が地元で食べられる店」。個室8部屋、席数は80席。
今回完成した椅子席宴会場の席数は24席。「ちょっとした椅子席が欲しい」という声や、足が不自由な年配の利用客のニーズに応え、足が低めの椅子を導入。これまで収納スペースとして使っていた部屋を改装した。部屋にはプロジェクターも備え、ノートパソコン持参で利用できるようにした。
厨房で包丁を握るのは、料理人・神田川俊郎さんを恩人に持つ同店オーナーで料理長の真鍋正彦さん。この道35年の真鍋さんは「お客さまに喜んでもらえるような至福の時を提供したい」と、季節感や日本独自の伝統文化を全面的に表現した料理を提供する。7月の夏のシーズンには、アユやハモ、ウナギなどの季節の食材を使う。
真鍋さんは「今回新設した宴会場には初めてプロジェクターを導入した。会議での資料や、ご家族の写真などを映しながら食事が楽しめるようにした。映像を通して和気あいあいと過ごしてもらい、親交を深めてもらえれば」と話す。「これからもお客さまに『来て良かった』と言っていただけるメニュー作りや店作りをしていきたい」とも。
営業時間は11時30分~15時30分、17時30分~22時。火曜定休。完全予約制。