宇部ときわ公園(宇部市則貞3)ときわミュージアム熱帯植物館で現在、「秋咲き」のサボテンが開花している。
花を咲かせたのは、ピンクやイエローなど鮮やかな色が特徴の花サボテン。主に約10種類が目立って開花。8月ごろから「ぽつぽつと」(同館スタッフ)開花を始め、台風一過後の9月18日、それぞれのサボテンの開花が重なり今秋最多の開花状況になったという。
通常サボテンの開花は、春から初夏にかけてで、最盛期は5月だが「その年の気候状況によっては秋にも花をつけるサボテンもある。2月、3月に寒さが厳しかったことが影響しているのかも」と同館スタッフ。
370種類、2000本のサボテンを栽培する同館。花の寿命は短く1日~2日でしぼむため、「必ず見ることができるとは限らない」としながらも、「オリジナルサボテンを多く栽培していることが当館の何よりの強み。花の美しさを見てもらえれば」と来場を呼び掛ける。10月初旬までは順次開花する見通し。
館内では合わせて、「ドラゴンフルーツ」の実をつけるサボテン・三角柱への受粉作業も早朝に行われており、今月末まで花のつぼみを、10月中旬ころまで果実を見ることができる。
開館時間は9時~17時(熱帯植物館への入館は16時30分まで)。火曜休館。