宇部・新川に7月13日、帽子専門店「S*Chipo(えす*ちぽ)」(宇部市西本町1、TEL 090-1338-9817)がオープンした。
店舗面積約6坪。場所は昨年オープンした居酒屋「燻製香房 燻(いぶ)し屋」の2階。これまで主に委託で帽子を作っていた燻し屋店主の妻・島崎香織さんが「自分で作る帽子をいつでも見てもらえるように」と2階を改装し、アトリエ・ギャラリーとして開いた。
店内に並ぶ帽子は、ハンチングやキャスケット、キャップやベレー帽、キャップリーヌ(つば広帽子)、麦わら帽子など約50点。価格帯は6,000円~。グッチやプラダの生地を使った帽子もそろえる。
6年ほど前に独学で帽子作りを始めた島崎さん。「特に生地にこだわって作っていて、素材が良いものしか使わない」と話す。「ベースとなる生地を決めてから、それに合わせる生地の色合いや装飾、ポイントなど作りながら決めていくので考えている時間の方が長いかも。縫い目1つでも気に入らなければやり直すので、1個完成するのに約2日かかる」とも。
オープンから約1カ月が経過し、島崎さんの友人・知人や燻し屋利用客から口コミで広がり、20代~70代まで幅広い年齢層が来店。メンズ向けの帽子も置くことから、男女比は半数ずつだという。
「これまでに作ってきた帽子は約200個。帽子の雰囲気で、私が作ったものだと分かるようなものを作っていきたい。服がシンプルであっても映えるような、帽子が使う人にとってのスパイスになれば」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~16時。