宇部・新天町アーケード内の茶店「やましょう茶舗」(宇部市新天町2、TEL 0836-33-8848)は11月11日、今年のイモを使った「焼き芋ヌーボー」の提供を開始した。
昨秋、「この商店街に人が集まれば」と店頭で始めた「つぼ焼き芋」が口コミで広がり、県内の各メディアにも取り上げられるなど話題を集めた同店。夏には一晩寝かせた「冷やし焼き芋」も販売した。
「焼き芋ヌーボー」は、大分の契約農家の畑で今秋収穫されたサツマイモ・紅はるかを使う。素焼きのつぼで遠赤外線の熱を利用して約1時間40分かけて「じっくり」蒸し焼きし、粘度のあるしっとりとした焼き芋を提供する。1本200円。
「出だしは好調で、多い日には60本近く出る」と店主の山本カヨ子さん。「10人に1人はしっとりしたものではなく、ホクホクした焼き芋が好きみたい」と独自データを交えながらも、「20代の若い人から通りがかった年配の人までが求めてくださるので、予想に反しイモに年齢と性別は関係ないことが分かった」と笑顔を見せる。
「まさか焼き芋でこんなに反響があるとは思わなかったので、いまだに驚いている。毎日10時ころには焼き上がっているので、出来の良い甘い『ヌーボー』を味わってもらえれば」とも。
営業時間は8時~19時。