山口・小郡のバーのマスターが絵画展-店内のアトリエで創作

夜はバーのマスターになる山口・小郡在住の画家・井岡義朋さん

夜はバーのマスターになる山口・小郡在住の画家・井岡義朋さん

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 山口・湯田温泉駅近くのギャラリー「アテリエ セレーノ」(山口市下市町8、TEL 083-923-4141)で9月20日より、山口・小郡在住の画家・井岡義朋さんによる絵画展「旅の途中64/井岡義朋展」が開催されている。

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 花、人物、動物、風景など、さまざまなものをモチーフにした油彩、水彩、パステル画約30点を展示。原色を織り交ぜた油彩の連作「森の生きもの」、金箔を絵の具の上に乗せて仕上げた「龍胆(りんどう)」、水彩画とパステル画を組み合わせた落ち着いた色使いの「辛夷(こぶし)」など、井岡さんの作品はさまざまなタッチと手法で描かれている。

 ギャラリーのエントランス付近やギャラリーそばの道路沿いには、井岡さんが作った鮮やかな色づかいの人型のベニヤ板オブジェも、誘導目的で設置されている。このオブジェは、井岡さんの自宅の庭に数多く並べられているオブジェのうちの一部を持ってきたものだという。

 井岡さんは、山口・小郡(旧小郡町)生まれ。画家を目指して武蔵野美術大学に進学し、卒業後は商業デザインの道へ。現在は、20年前に夫婦で開いたバーで、夜はマスターをしながら、昼はバーの中にあるアトリエで創作活動を行っている。全国各地の公募展に出品したり、年1回の個展を開催している。

 井岡さんは「抽象的な絵の場合、何をモチーフに描いているのかと聞かれることがあるが、いつも何を描いているのかちゃんと説明しないようにしている。見た人なりに感じ取ってもらえれば」と話す。

 営業時間は11時~18時。会期中無休。24日まで。

アテリエ セレーノ(©マルニ)

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