女子高生のアイデアから生まれた「ういろう」デザート-試食会開催

生徒のアイデアから生まれた「ういろうデザート」

生徒のアイデアから生まれた「ういろうデザート」

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 山口・駅通りの中村女子高等学校(山口市駅通り1)で9月19日、生徒から募ったアイデアから生まれた「ういろうを使ったデザート」の試食会が行われた。

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 山口、防府、長門、津和野の4地域が連携して取り組んでいる全国規模のマーケットを狙った食のブランド化事業の一環。山口商工会議所では、山口の名菓であるういろうを新しい商品開発により魅力を高めたお菓子として全国発信する事業を進めており、同校調理科生徒による「ういろうデザート」のアイデア提案と試作の支援、協力で今回の試食会が実現した。

 同校調理科の生徒約90人がういろうを使ったデザートのアイデアを出し、山口商工会議所で協議の上、6案に絞り込まれた。春巻きの皮でういろうを包んだ「春揚げスティック」、スイートポテトとういろうをサンドした「ぽて郎」、どらやきの生地でういろうを巻いた「中村焼き」、水まんじゅうの中にういろうを入れた「水イン郎」、きんつばの中身をういろうにした「うつば」、きなこや抹茶をかけた「三色ういろう」が並び、試食した関係者からは「意外性がある」「見た目がきれい」「ういろうに見えない」など、さまざまな意見が交わされた。

 試食会前日の同18日に教員のアドバイスを受けながら、生徒が初めて試作品を作り、納得しないと何度も味付けを変えて調整したという。同校調理科教員の徳山洋さんは「発想が豊かで、女性ならではの作り込みもされている。昨日は何度も味を調整したが、今日の試作ではイメージどおりのデザートができた」と話している。

 山口県菓子工業組合山口支部長の津田末朗さんは「これから一般にも意見を聞いて、改良を加える。今後の展開として、商品化して販売する方向と、ういろうの食べ方提案をPRする方向の2通りに分かれるのでは」と話している。

中村女子高等学校
(©マルニ)

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