大手コンビニチェーン「ファミリーマート」(本社=東京都豊島区)が8月27日、宇部市内に初出店し「宇部西岐波店」(宇部市西岐波)をオープンした。
昨年、全国1万店舗の展開を達成した同社。山口県内では2000年に下関に初出店後、岩国・周南と瀬戸内沿岸を中心に出店を進め、一昨年には山口市に進出した。同店は山口県内で78店舗目となる。
売り場面積は46坪。店内には、プライベートブランドを含む3800品目をそろえる。幅広い年代の客層を想定し通路幅を「通常よりも広く」取ったほか、イートインスペース7席を用意。無料で利用できる公衆無線LAN(Wi-Fi)も導入し、休憩や通信機器を持ち込むビジネスマンの利用なども視野に入れる。
宇部エリアは「県内でも3番目に人口が多く、関門都市圏・宇部都市圏として有望なマーケット」(同社広報)として今後展開を進め、今月29日には沖宇部のスーパー・大和跡に「宇部沖宇部店」(宇部市沖宇部)をオープン予定。宇部・小羽山エリアや、おのだサンパークの近くにも出店計画があるとみられる。
同店を管轄する九州地区営業統括部北九州東営業所の齋藤直也さんは、「宇部市への出店を機に、山陽小野田市も範囲に今後出店を加速させていく予定。近年ではコンビニのスーパー化や多様化が求められていることから、主婦層や家族連れの利用も見込んでいる」と話す。
「地元の方の間では以前から出店を話題にしていただいていると聞いており、期待と注目度の高さを感じている。当社のブランドを知っていただき、ホッと安心できる空間になれば」とも。