山陽小野田市立中央図書館(山陽小野田市栄町、TEL 0836-83-2870)で5月14日、絵本で子育て応援講座の第1回「あかちゃんが生まれたら-どんな絵本がいいの?-」が開かれる。
本を通じた母子のサポートに注力し、関連事業を定期的に開催している同館。昨年度から始めた同講座では、子どもの成長に合わせた絵本を紹介し、子どもにとって魅力ある絵本の共通点なども伝える。
前年度は、市内を中心に宇部、美祢から各回20人ほどが参加したという。同館の山本安彦館長は「親子連れでの参加が多かったが、ご夫婦やおじいちゃん、おばあちゃんも足を運んでくれた。集まったお母さん同士の交流の場にもなっていた」と振り返る。
講座は全6回。各回で「三つ子の魂、百歳まで?!-どんな絵本がいいの?-」「小学校にあがったら-もう絵本は卒業?-」など分かりやすいタイトルを付け、子どもの年齢に合わせた絵本を読み聞かせながら紹介する。講師は同市出身の児童文学作家・村中李衣さん。
今回は、同館にある絵本から「自分で立って歩けるようになるまでの赤ちゃん」にとって魅力的な絵本を約10冊紹介するほか、同館のカウンターで赤ちゃんに読んであげたい本や一番お気に入りの本を尋ねる事前アンケートを行い、来館者も参加できる親しみやすい講座にした。
山本館長は「小さい時は家族が直接語り掛けることが大切。絵本を読んでもらうという愛情体験は、子どもが成長する中でつらいことを乗り越える力にもなる。1回の参加もできるので必要な回の時に足を運び、すてきな絵本と出合ってほしい」と呼び掛ける。
開催時間は13時30分~15時。参加無料。定員30人。事前申し込みが必要。