宇部・あすとぴあで7月16日、有機野菜の直売イベント「わいわいオーガニックマーケット」が行われた。
カフェを併設する障がい者就労支援施設「ぐうですぐう」(あすとぴあ3)の駐車場を会場に行われた同イベント。宇部や山陽小野田で野菜やコメ、苗木、ブルーベリーなどを育てる農家など10者が出店した。
主催は、有機農産物の魅力を伝えることを目的に地元農業者などの有志が結成した「有機ネット山口西部」。昨年4月に発足した同会は、農業体験や料理教室を通して有機農産物の普及・推進を目的に活動。同イベントは6月に初開催し、今年12月まで同所で毎月第3土曜に開く。
同会理事で有機野菜の栽培などを手掛ける「日高自然農園」(広瀬)の日高明典さんは、「有機栽培は育てるのに労力がいるが、安心安全で栄養も豊富。市場に出回りにくいので一般にはなじみが薄いことも多い。このイベントによって消費者と生産者を結び付けることで、直接良さを伝えていきたい」と話す。
同日は、有機栽培で育ったトマトやズッキーニ、ミョウガなどの夏野菜がずらりと並び、来場者は生産者と対話しながら有機農産物の関心を深め、品定めをした。
「事業者だけではなく家庭菜園を楽しむ人にも魅力を伝えていきたい。食の安全性も訴えながら、輪を広げていきたい」と日高さん。
次回開催は8月20日。開催時間は13時~16時。問い合わせは日高さん(TEL 090-9647-7766)まで。