山口・阿知須に5月5日、キャンドル店「kokoroe.(ココロエ)」(山口市阿知須、TEL 080-1929-7602)がオープンした。
田畑に囲まれたエリアにオープンした同店。「キャンドルと植物と雑貨」をコンセプトに、花や果物などをキャンドルの中に入れる「ボタニカルキャンドル」をメインに据える。
店主は、これまで趣味でキャンドル制作をしてきた古川愛(めぐみ)さん(26)。好きな趣味が高じて出店。1年ほど前から構想を練り、店名には「贈る人の心から、受け取る人の心へ届けたい」という思いを込めた。
自宅敷地内の納屋を改装した店内には3席ほどのカウンター席も備え、古川さんが一点一点作る「ボタニカルキャンドル」と透明なジェルで作る「ボタニカルジェルキャンドル」それぞれ20点を並べる。
キャンドルは2層にして作り、外側は燃えずに残る。「中のろうが無くなったらキャンドルを入れ替えて何度でも楽しめる。明かりが花や果物を映し出し、とても幻想的になるところが好き」と古川さん。
古川さんの母・美千代さんが、同じ敷地内で花の栽培と販売を手掛ける生花店「花美千」を営んでいることから、キャンドルに使う花は美千代さんが育てたものを使うほか、季節の花をドライフラワーにしたブーケも用意する。店内商品の価格帯は780円~2,300円。
オープンに先駆け、4月に門司港(北九州市)でのイベント出店やワークショップ開催など積極的に活動した。「まさか店を開くことになるとは思わなかったが、まずは多くの人に知ってほしい。将来は店内でのキャンドル作り体験も始めたい。季節に合わせたデザインを意識しながら、喜んでもらえるものを作っていきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~17時。日曜・月曜定休。