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宇部・美祢・山陽小野田の産業を巡る「社会派ツアー」 今年も予約開始

広大な石灰石鉱山などを巡るコース「セメントの道」は今年も実施

広大な石灰石鉱山などを巡るコース「セメントの道」は今年も実施

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 宇部・美祢・山陽小野田の産業スポットを巡る産業観光バスツアー「大人の社会派ツアー」の予約受け付けが4月20日、今年も始まった。

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 石炭やセメント、石灰石などで発展を遂げた3市の産業観光推進や地域振興などを目的に、2008年から毎年開催する同ツアー。各コースに地元の歴史のストーリー性を持たせ、「産業観光エスコーター」として同行する企業OBらが実体験を交えた解説を行う。6月~11月の半年間に、27コース42ツアーを実施する。定員は計1272人。

 今年は土曜の開催を増やして参加しやすくしたほか、新しく4コースを追加。秋吉台サファリランド(美祢)の裏側を巡る「芸術村施設と動物獣舎バックヤード」や、世界かんがい施設遺産に登録された常盤湖(宇部)や市内ダムの歴史を学ぶ「常盤湖かんがい施設とダム湖巡り」などで、「ディープな地元」を知ることができるという。

 予約受付開始となった同日、人気コースで日本一長い私道・宇部興産専用道路を通り、石灰石採掘場に行く「セメントの道(第2章)」は30分で完売した。そのほかのコースも順調に参加者数を伸ばしているという。

 毎年県外からの参加者も目立ち、「ツーリズム」の流行や内容の珍しさなどから昨年は関東圏や広島・福岡など県外からの参加率が23%に至った。同推進協議会事務局で宇部観光コンベンション協会次長の植杉謙治さんは「今年は4月初旬から100件ほどの問い合わせがあった。まだまだ注目されていると実感している」と話す。

 「3市の成り立ちや歴史に触れられる、ほかにはないツアー。文献を読むだけでは学べないことを体感し、発展の礎となった地元産業に心を寄せてもらいたい。週末開催も多いので、新たな層の参加にもつながれば」とも。

 詳細と申し込み方法はホームページで確認できる。問い合わせは宇部観光コンベンション協会(TEL 0836-34-2050)まで。

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