宇部の鮮魚店経営者らが結成した「魚食(ぎょしょく)船隊 魚(うお)レンジャー」が7月5日、男女共同参画センター・フォーユー(琴芝1)で「魚さばき方教室」を開催した。
「魚(うお)レンジャー」がさばき方をレクチャー(動画ニュース)
市内の鮮魚店から成る「宇部鮮魚組合」の「魚食普及委員会」が主体となって結成した同レンジャー。魚食の普及や鮮魚店への来店促進を目的に初めて教室を開いた。
同日は、宇部市内からの男性9人を含む24人が参加。地魚から名付けた「タコレッド」「コチグリーン」「アジブルー」のレンジャーが会場に駆け付け、レンジャーたちと「繁光鮮魚店」(新天町2)、「福田鮮魚店」(中央町2)、「魚政」(港町2)の店主が講師となり、アジと萩産のサザエを使って効率的なさばき方を指導した。
琴芝から息子と参加した中川美晴さんは「魚をさばくのは初めて。やってみると苦手意識がなくなった。難しさも感じるけど家でも挑戦しようと思う」と笑顔を見せる。「さばいたアジはフライにして子どもに食べさせたい」とも。
恩田から参加した宮地武さんは「趣味の釣りで釣れた魚を、自分で三枚おろしにできたらと参加した。見ると簡単そうだが思うようにいかない。練習しなければ」と話す。
主催した同委員会委員長で「魚かつ」(西岐波)社長の古川佐幸さんは「今日はお客さまとの距離も近いのでうれしかった。店頭でも旬やおいしい料理法などを気軽に話していき、魚好きな人を増やしたい」と話す。「魚レンジャーのイベントも今後、企画していければ」とも。
同教室は、12日に西岐波ふれあいセンター、19日に山陽小野田市民館でも実施する。問い合わせは「魚かつ」(TEL 0836-51-8095)まで。