山口市に8月18日、大手コーヒーチェーン「スターバックスコーヒー 山口市中央公園店」(山口市中園町7、TEL 083-995-0122)がオープンした。
山口情報芸術センター(YCAM)横の駐車場跡に、ドライブスルー型店舗としてオープン。市有地の有効活用として同市とスターバックスコーヒージャパン(東京都品川区)が10年の借地契約を結んだ。県内では5店舗目、全国では県庁所在地への最後の出店となった。
店舗面積は約87坪。店内58席とテラス席30席を設ける。同店オリジナルデザインを施し、カウンターに県産のシイの木を使ったほか、テラス席に五重塔や湯田温泉を表す白狐(びゃっこ)を描き、地域とのつながりを表現した。
オープン初日は、前日21時から行列ができ始め、直前には約150人が長蛇の列を作った。週末の3日間、来店客数は非公開としながらも「開店から閉店までドライブスルーもフル稼働。お客さまが途切れることなく、満席が続く予想以上の反響」(同社広報担当)という。
同社の中島肇西日本営業本部長は「5年ほど前から山口市への出店を計画してきた。物流や人材などの問題から時間がかかったが、今回は満を持してのオープン。地元の皆さまの期待の高さを肌身に感じている。最高の価値を届けたい」と話す。
今月17日の内覧会に訪れた伊藤和貴副市長は「スターバックスは都市機能のバロメーター。新しい文化の発信や、湯田温泉エリアと中心市街地を結ぶ役割などに期待したい」と話した。
営業時間は8時~22時。