宇部ときわ公園(宇部市則貞3)の恒例のイルミネーションイベント「TOKIWAファンタジア」が、連日多くの来場者でにぎわっている。
11月19日から開催し、今年で10回目を迎える同イベント。市内の企業や団体、個人が手作りしたイルミネーションオブジェを展示し、市民参加型のコンテスト形式で行うのが特徴。展示する約90作品を150万球の光で彩る。
今年の目玉は、アトラクション「おとぎの城」を舞台に行う「光と音楽によるライトショー」。クリスマスソングやディズニーソングに合わせて、光と音楽が連動し色が変わる。ライトアップされた周辺の木々とも連動し、週末には金色のスパーク(花火)も上げてムードを盛り上げる。
全長25メートルの光のトンネル「ナナイロトンネル」や高さ11メートルの巨大クリスマスツリー、色が変化する光のタワー「魔法の城」など毎年人気のスポットも登場。雰囲気が良い写真が撮影できる「インスタ映え」スポットには、スマートフォンが置ける台を設置し、若者層によるSNSでの拡散も狙う。
期間中は、遊園地や遊園地内のカフェの夜間営業を実施し、「クリスマスカフェ」として温かい飲み物や軽食を提供するキッチンカーが出店。12月25日には、ゴスペルライブや宇部吹奏楽団の演奏などステージイベントや、プレゼント抽選会を行う「クリスマスフェスタ」を開く。
同園管理課の宗像香織さんは「毎年来場者は伸びてきており、昨年は過去最高となる10万2000人の来場があった。今年も既に多い日には1000人以上の方々にお越しいただいていて好調」と話す。今年は例年よりも開催日程を2週間ほど延ばし、昨年を上回る来場者数を見込む。
「クリスマス前がピークになると思う。今月10日までは『イルミネーションコンテスト』の投票も行っているので、参加してもらえたら。冬の恒例イベントとして市内外から幅広くお越しいただければ」と呼び掛ける。
開催時間は17時30分~21時30分(12月31日は休園)。「光と音楽によるライトショー」は19時~、20時30分~。各回10分。来年1月14日まで。