宇部市スポーツコミッションが現在、ご当地体操「宇部市こども元気体操」の振り付け動画の制作を進めている。
同体操は、市スポーツコミッション認証事業として市民の運動機会の創出や体を動かす楽しさを体感してもらうことを目的に作られ、昨年11月にお披露目された。
山口市の音楽家・のぎこうせいさんが作詞・作曲した「シャキッ!とGO!GO!チャッ!チャッ!チャッ!」に合わせたリズミカルな体操で、運動前の準備体操などでの活用を見込む。
振り付けは、「スズカダンススクール」(常盤町2)を主宰する山崎鈴佳さんが担当。アキレス腱伸ばしやもも上げ、体側伸ばしなど、さまざまな筋肉や関節を動かして柔軟性を高めるエクササイズに、軽快な手拍子やジャンプを加え、小さな子どもも楽しめる体操に仕上がっている。
昨年12月26日、宇部ときわ公園内のときわ動物園や熱帯植物館・ときわミュージアム、UBEビエンナーレ彫刻の丘で動画を撮影。活発に動き回るシロテテナガザルや多種のサボテン、彫刻などを背景に、山崎さんと同スクールの「スズカ元気キッズ」、チョーコクンが体操する様子を撮影した。
山崎さんは「スポーツ人口の裾野を広げることをコンセプトに、歌詞に登場するモンキーやチョーコクンを連想させる動きも取り入れた。親しみやすい体操になっている」と自信を見せ、「屋外での撮影だったが、体操で体が温まり寒く感じなかった」と笑顔を見せた。
市スポーツコミッションの平本貴法さんは「宇部市ならではの歌詞や動きが入り、郷土愛も育める体操。PR活動の一環で現在、振り付け指導教室の受講団体を募集している。市内のスポーツイベントや運動会で行う定番の準備体操として親しまれるよう、動画も使って周知していきたい」と力を込める。
動画は2月中に完成予定。完成後は、市スポーツコミッションのホームページなどで配信する。