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卓球の石川佳純選手、宇部の中学校で「子ども夢教室」 鋭いサーブも披露

卓球部の生徒たちと和やかに実演する石川佳純選手

卓球部の生徒たちと和やかに実演する石川佳純選手

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 山口市出身の卓球・石川佳純選手が2月8日、宇部市の中学校で「子ども夢教室 特別版」の講師を務めた。

「狙い打ち」に成功し、ガッツポーズの石川佳純選手

 当日、石川選手は午前に黒石中学校(宇部市東須恵)、午後に川上中学校(宇部市西岐波)を訪れ、黒石中では同校生徒や教諭、保護者ら約400人が体育館に集い、石川選手の講演や卓球の実演を楽しんだ。

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 講演は、同校の鶴永幸彦校長と平原隆治教務主任が質問を投げ掛けるインタビュー形式。石川選手は卓球を始めた経緯や、中学生で実家を離れた時のこと、過去の試合での思い出などを振り返り、「うまくいかず苦しむことも多いけど、それを乗り越えることが喜びにつながる。緊張からは逃げられないが、『やれることはやった』と思えるくらい練習してコートに立てば最高のプレーができる」と語った。

 実演では、30秒間で卓球台の端に置いた紙コップ5個を倒す「狙い打ち」に、同校卓球部から選抜された生徒4人と一緒に挑戦。

 石川選手は、生徒より一回り小さい紙コップ5個と置き物を的にチャレンジし、1度目は3個が残る結果に。「悔しい」とリベンジし、2度目は見事に22秒間で的を全て倒し、満面の笑顔でガッツポーズ。力強いサーブも披露して会場を沸かせた。

 生徒たちが寄せ書きしたカラフルな色紙や花束を受け取り、「泣きそうなくらいうれしい」と笑顔を見せた石川選手。東京オリンピックに向け、「まずは代表となれるよう日々努力する。目指すのは金メダル。みんなにも応援してほしいし、目標を持って私と一緒に頑張ってほしい」とエールを送った。

 実演で登壇した同校卓球部2年生の本吉沙矢香さんは、石川選手のサーブを受けて「コースが曲がるし、サーブの回転が速くて驚いた」と感激の様子。「とてもかわいかったし、これまで以上に親しみを感じた。山口県にぜひ金メダルを持ち帰ってほしい」と東京オリンピックでの活躍に期待する。

 宇部市が取り組む「子ども夢教室」は、地元出身のアスリートなどを講師に招き、子どもたちに夢を持つ素晴らしさや努力の大切さを伝える事業。今回は市の「企業版ふるさと納税」を活用する「特別版」として、宇部市スポーツコミッションが初めて主催。世界で活躍する石川選手を中学校へ招き、生徒たちのスポーツへの関心・意欲向上、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの機運醸成を図ることを目的に行われた。