山陽小野田・高千帆中に元バレー日本代表・大山加奈さん 「夢」テーマに授業

生徒に夢を持つことの大切さを話す元バレー日本代表・大山加奈さん

生徒に夢を持つことの大切さを話す元バレー日本代表・大山加奈さん

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 山陽小野田市立高千帆中学校(山陽小野田市くし山2)で6月29日、「夢の教室」が行われ、元バレーボール日本代表の大山加奈さんが登場した。

生徒とゲームを楽しむ大山加奈先生

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 「夢の教室」は、日本サッカー協会(JFA)が全国の自治体で展開している「JFAこころのプロジェクト」の一環。元プロスポーツ選手らが「夢先生」となり、「夢」をテーマにした授業を行う取り組み。

 同市は6月12日に県内初の自治体としてJFAと協定を締結。市内全6中学校の2年生を対象に10人の「夢先生」を迎えて授業を行う。

 当日は、2クラス63人の生徒を対象に2部制で実施。まず、体育館に登場した大山さんは生徒を前にスパイクを披露し、現役時代をほうふつさせる強いスパイクに生徒から歓声が上がった。体育館では、「だるまさんがころんだ」やドッジボールの要素を盛り込んだゲームなどを行った。

 その後、場所を教室に移し大山さんの実体験に沿った講話を展開。小中高の全てで全国制覇を成し遂げ、アテネ五輪では「日本代表になる」夢をかなえたとしながらも、その裏にあったプレッシャーや腰痛治療で長期離脱したときの葛藤なども話し、「まず小さな目標を持って」「自分が信じて努力をしたら夢はかなう」「夢に向かって努力することは無駄にはならず、必ず力になる」と熱弁を振るった。

 最後には「夢をかなえる秘訣(ひけつ)は、応援してもらえる人になること。そのためには今ある環境や周りの人に感謝して『ありがとう』の気持ちを持って。周りの人が力になってくれる」と力強くメッセージを送った。

 授業を受けた山村咲綾さんは「失敗や挫折をしても、夢に向かって頑張った話が特に印象的だった。夢は美容師になること。私も夢に向かって頑張りたい」と笑顔を見せる。大木元裕さんは「うまくいくことばかりではないんだと知ることができた。夢に向かうために日常の生活態度から変えたという話を聞いたので、僕も意識を変えて頑張りたい」と目を輝かせていた。

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