山口・湯田温泉エリアの観光コースを提案するガイドマップ「めぐりマップ」シリーズが話題を呼んでいる。
湯田温泉を盛り上げることをコンセプトに活動する地域活性化団体「ゆだもり」(山口市湯田温泉5)が制作した同マップ。観光客がそれぞれの趣向に合わせて観光・散策できるようにと「開運」「禅体験」「史跡」「四季彩」「建造物」「大内文化」の6テーマと外国人観光客に向けた「A tourist map for ZEN practice」の7種類を4月上旬に発行した。
同団体は、2016年夏にサイクリングしながら社寺のご朱印を集めて回る「社寺めぐりマップ」、同年冬には「体験めぐりマップ」を発行。今回の制作には昨秋から取り掛かり、各スポットへの取材からマップのデザインまでを行って約1年半ぶりに新作をリリースした。
制作メンバーの安光孝代さんは「観光の切り口を考えていたら7種類になった(笑)。意外にも市内の方からの受けが良く、地元の人でも知らないスポットが載っていると喜ばれている様子」と話す。
マップには、サイクリングで巡ることができるようにレンタサイクルの情報を盛り込んでいるほか、立ち寄れる飲食店や地元の豆知識なども掲載した。発行部数は各2000部で、湯田温泉の観光案内所や旅館などに設置するほか、ホームページからもダウンロードできる。
安光さんは「山口市内にはまだまだローカルな魅力がたくさんあることを知ってほしい。『めぐりマップ』をシリーズにすることができたので、今後はこれを活用したツアーなども企画していきたい」と笑顔を見せる。
問い合わせは「ゆだもり」(湯田温泉配給共同組合内、TEL 083-922-0344)まで。