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山口の老舗和菓子店「豆子郎」が新店 コンセプトは「地域貢献」、喫茶スペースも

和菓子店「豆子郎 大内館店」

和菓子店「豆子郎 大内館店」

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 山口・一の坂川近くに和菓子店「豆子郎 大内館店」(山口市下竪小路、TEL 083-902-1567)がオープンして1カ月がたった。

喫茶スペースも設ける広々とした店内

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 大内文化の歴史風情を感じる「萩往還」沿いに、4月24日にオープンした同店。和菓子製造を手掛ける「豆子郎」(大内御堀)が、創業70周年と明治維新150周年の節目に合わせ、「地域貢献」をコンセプトに13店舗目として出店した。

 同社総務部の正木富之マネジャーは「当社にとっても県にとっても記念すべき年に、地域に根付いて貢献できる展開をしたいと5年前から構想を練ってきた。文化を感じるこの場所で、新たなコンセプト店として展開していく」と話す。

 築100年ほどの民家を改装した店内は、和の雰囲気を全面に柔らかい色合いの照明を採用。商品の販売スペースと喫茶スペースに分け、団体客にも対応できるよう広々とした空間にしたほか、出入口を2カ所に設けて同店のそばにある「大内氏館跡」や「龍福寺」に抜けられるようにした。

 店内で販売するのは、看板商品の「豆子郎」のほか、まんじゅう「のんた」や抹茶味の「大内館」などの定番商品と季節限定の和菓子。

 喫茶スペースには16席を設け、周辺を散策する人の休憩所としても場所を提供するほか、今夏からはカフェ営業も予定する。

 安永高士店長は「1年前から改装を進めてきたが、その間にも近隣の方からオープン日を尋ねられたり、喫茶スペースの要望もいただいたりと、地域の方とコミュニケーションを取りながら進めることができた。支えていただいていると感じている」と振り返る。

 今後に向けて、「ゆっくりのんびりと過ごしていただける店づくりをしていきたい。今後は、季節ごとのイベントにも参加しながら、地元の文化に寄り添って運営していきたい。まずは広く周知していただけるように、ふれあいも大切にしていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~18時。

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