宇部市西岐波の着物レンタル店「岡の辻にしむら」(TEL 0836-39-5548)が6月24日、1周年を迎えた。
着付け講師歴13年の西村結花さんが「着物が身近ではない人の多さ」を感じて、「もっと気軽にファッションの選択の一つとして提案したい」と自宅兼店舗で開いた同店。
店内には、西村さんがシーズンごとに京都で仕入れる着物を約100点用意して貸し出し、TPOに応じた着物選びや着付け、着用後のクリーニングまでのサービスを提供する。料金は、訪問着や色無地などの「普段着キモノ」=3,240円~、浴衣=1,620円~。このほか、袴や振袖なども用意する。
西村さんは一年を振り返り「思いのほか若い人に多く利用していただけることがうれしい。購入するよりも気軽に着ることができ、気分によって好きなデザインを選べるのが好評」と笑顔を見せる。
夏のイベントや秋の七五三、春の卒入学シーズンの利用が多く、客層は20~40代、特に20代後半から30代の女性が多いという。
西村さんは「ワンシーズンの間にリピートをしてくださる方もおられ、需要を感じると同時に私の思いが伝わっていると感じる。着物は敷居が高く高価なものだと思われがちだが、友達と会うときや飲み会など、カジュアルなシーンでも着用できることを伝えたい」と話す。
営業時間は10時~18時。