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「ゆるゆる新聞」50号発行 足掛け8年、山口県内の「スローライフ」情報発信

「ゆるゆる新聞」編集メンバーの札場良年さん・倫江さん、東野さん(写真右から)

「ゆるゆる新聞」編集メンバーの札場良年さん・倫江さん、東野さん(写真右から)

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 山口県内のスローライフ情報を発信する手作り情報誌「ゆるゆる新聞」が6月20日、50号を発行した。

8年前の創刊号と最新の50号

 2010年4月に創刊し、2カ月に1回のペースで発行している同誌。県内で自然環境に親しみながら、手作業を大切にして暮らす人などが寄稿し、自然な暮らしにまつわるエッセーやコラムなどを掲載している。

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 現在の発行部数は1800部。編集作業の拠点は宇部に置くが、配布エリアは県内各地に及び、飲食店や保育園など30カ所に設置するほか、2017年の夏ごろからは毎日新聞の販売店の協力を得て、周南市内約1000世帯にも配布されている。

 紙面は古紙100%の紙を使い、手に取りやすい「ほっこり感」を出したいと、温かみのある手書きの題字やイラストなどを使用。内容は、自然な暮らしの中でのエピソードや、子育てに奮闘する母親目線のコラム、実用的な情報、ゆるゆる的イベント情報などで、時には原発問題などのセンシティブな情報も扱う。

 創刊時からのメンバーで、現在も編集者・ライターとして活動するのが、宇部在住の札場良年さん・倫江さん夫妻と、宇部出身で現在は長門市油谷島に住む東野麻紀子さん。

 札場良年さんは「今は情報社会だが、自分が本当にほしい情報は案外少ない。自分たちが気になる話題を取り上げて、自然な暮らしに関心を持つ人と情報共有ができればと取り組んできた」と話す。

 印刷代や発送代などの経費は賛同者からの「ワンコイン(500円)カンパ」でまかなっており、東野さんは「応援してくれる思いがありがたいし、意外な場所で『読んでいるよ』と言われることがうれしい。何気ない暮らしの一部や、地域性を感じられる話など、ゆるゆる新聞ならではの記事が喜ばれている」と振り返る。

 札場倫江さんは「いろいろな書き手の声が紙面に入った時に、達成感や喜びを感じる。これからも『持続可能な生活』をテーマに、さまざまな視点から情報発信できれば。執筆者や編集者など、新しい仲間を募りながら頑張っていきたい」と意欲を見せる。

 問い合わせは、札場さん(TEL 0836-39-1800)まで。

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