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山口のコーヒー店が入浴グッズ「コーヒー風呂」開発 湯船で抽出、香り楽しむ

「コーヒー風呂に漬かりながらコーヒーを飲むとリラックスできる」と西田さん

「コーヒー風呂に漬かりながらコーヒーを飲むとリラックスできる」と西田さん

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 山口の自家焙煎(ばいせん)コーヒー豆専門店「Nishida Coffee(ニシダコーヒー)」(山口市湯田温泉5、TEL 080-4487-7054)が12月1日、「コーヒー風呂」の販売を始めた。

「欠点豆」を使った「コーヒー風呂」

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 コーヒー豆を入れたパックを入浴剤のように湯船に入れ、コーヒーを抽出して香りを楽しむ商品。店主の西田幸誠さんが、焙煎した豆を選別する際に出る「欠点豆」を活用して開発した。

 昨年11月にオープンした同店。「場所が湯田温泉なので、以前から風呂をキーワードにした商品を作りたかった。飲むことには適していないが、廃棄になる豆で何かできるはずだと考えてきた」と西田さん。

 自身が焙煎した豆のほか、知人の焙煎店からも廃棄する「欠点豆」を安く買い取り、豆をひいてろ過パックに入れて手作りする。価格は200円。

 今年2月に着想し、約10カ月にわたって試行錯誤を繰り返してきた。「最も苦労したのはコーヒーの量と豆のひき具合で、微粉末が出ずに、香りがふわりと立つバランスが難しかった」(西田さん)。

 販売開始日に出店した市内のイベントでは、用意した20個が早々に完売。単品で販売するほか、今後は冬のギフト商品として、県内産の蜂蜜や同店のドリップパックなどと詰め合わせて売り出す。

 西田さんは「コーヒーが持つ油分で、肌がしっとりとしたという声もある。コーヒー好きにはたまらない入浴グッズになった。これからの厳しい寒さに向けて、温まりながらリラックスできる時間を楽しんでもらえれば」と話す。

 営業時間は12時~18時(土曜・日曜・祝日は9時~、イベント出店時はSNSで告知する)。

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