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宇部・西岐波小でANA「航空教室」 県内初開催、パイロットやCAが講師に

現役パイロットの助言をもとにフライトプランを立てる児童

現役パイロットの助言をもとにフライトプランを立てる児童

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 宇部の西岐波小学校(床波3)で2月8日、ANA(全日本空輸)グループが主催する航空業界の体験教室「ANA Blue Academy ミライつく~る」が開かれた。

救命胴衣の使い方を現役CAに学ぶ児童たち

 小学5・6年生を対象に、職業選択のきっかけを提供する同教室。子どもたちのキャリア教育プログラムとして2017年に始まり、山口県内では今回が初開催となる。ANAが「東京2020オリンピックオフィシャルパートナー」となっていることから、オリンピックで期待される「ユニバーサルな対応」に触れる機会の提供を目指す。

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 同校には、東京・羽田空港や佐賀空港から現役のパイロットやキャビンアテンダント(CA)、整備士、空港グランドスタッフ、グランドハンドリングスタッフなど9人が講師として来校した。

 5年生111人がそれぞれ希望する教室に分かれて受講し、各教室では実際に現場で用いられる道具を使い、児童たちが仲間と協力して課題を解決する「アクティブラーニング」の形式で進められた。

 CAの教室では、赤ちゃんを連れた乗客への配慮など、状況に応じた細やかなサービスについて紹介。児童たちは緊急時に使用する救命胴衣を実際に着用して使い方を学んだ。

 パイロットの教室では「フライトプラン作り」を体験。「出張帰りのビジネスマン」や「飛行機の揺れが不安なおばあさん」など、その日の乗客の様子も見ながら複数のパイロットが話し合って飛行高度や時間を選択することを学び、飛行機や滑走路の模型を使って、航空管制官とのやり取りも体験した。

 CAの教室を選んだ鈴木稔悠くんは「お客さんのことを第一に考え、丁寧な言葉遣いで対応するCAさんがかっこよくて、見習いたいと思った。飛行機に乗ったときは、救命胴衣のある場所を実際に確認してみたい」と話す。

 パイロットの教室に参加した矢野柚香さんは「操縦席には細かいスイッチなどがたくさんあり、覚えるのが難しそう。離陸のときなど英語を使って冷静に状況を判断するパイロットを尊敬する。将来の夢の候補の一つになった」と笑顔を見せる。

 同社コーポレートコミュニケーション室の二階堂由夏さんは「これからの子どもたちに求められる、『1つだけではない正解を、仲間と協力して求め、状況に応じてベストな判断をする能力』が、この教室で少しでも身に付けばうれしい。大人になること、仕事をすることを『楽しそう』と子どもたちに感じてほしい」と話す。

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