長門湯本温泉街で2月15日・16日、「金子みすゞの詩」をテーマにした街歩きイベント「音信川うたあかり」が初開催される。
主催は、事業者やサポーター会員などで構成する「長門湯本オソト活用協議会」。これまで10年間行ってきた「ハート形の花火」打ち上げに替わり、夜に歩いて楽しめるイベントとして初めて行う。
当日は、地元住民が参加したワークショップで製作した「あかりのモチーフ」(電飾が付いた1メートルを超える金属製のフレーム)をワイヤなどにつるして設置。モチーフの形は金子みすゞの詩「桜の木」と「落ち葉のカルタ」から選び、あかりと詩の雰囲気を「うたあかり」として展示する。
会場となる「きらきら橋」周辺には、ちくぜん・とまりぎの「やきとり」、とらや商店の「豚汁・揚げおにぎり」、あいころりんの「カレー」、cafe&pottery音の「ドリンク、スイーツ」など地元飲食店6店が出店する。
協議会メンバーで旅館「玉泉閣」専務の伊藤就一さんは「1月20日に行ったワークショップには、幼児からお年寄りまで幅広い世代の方約40人の参加があり、遠方から来てくれた人もいた。地元の人と一緒に温泉街を盛り上げたい」と話す。
「昨年行ったイベント『リバーフェスタ』辺りから、温泉街で行うイベントの客層が変わってきており、若い人が集まるようになってきた。ぜひ湯本に泊まってゆっくりと楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。
開催時間は17時~21時。荒天中止。