依存症や発達障がいについて市民の理解を広める「男女共同参画フォーラム」が2月24日、宇部市文化会館(朝日町8、TEL 0836-31-7373)で開かれる。
主催は、アルコールやギャンブル、薬物などへの依存に苦しむ人の社会復帰・自立を支援する、山口市のNPO法人「iCom~愛込~(アイコム)」。2017年12月に設立し、義務通院後のケアや就労支援、農業体験などを通じて、当事者とその家族をサポートしている。
iCom初の主催イベントとなるフォーラムでは「キラキラ輝く女性による地域づくり~囚(とら)われのない人生を~」をテーマに、山口県立大学の加登田惠子学長や山口大学医学部精神科の佐々木順外来医長が依存症や発達障がいに関する講演を行うほか、他NPOによる体験発表や意見交換会も予定する。
同団体の神代ちよみ理事長は「依存症に苦しむ人の中には発達障がいのある人も少なくない。山口県内にはそういった方の自立を支える団体がなかったため、法人を設立した。専門機関だけでなく、近所でもスムーズに助け合う温かい環境づくりを目指したい」と話す。
「フォーラムは『女性による地域づくり』と題しているが、性別関係なく多くの方に興味をもっていただきたい。今回を皮切りに、定期的な触れ合いの場を設けることができれば」とも。
開催時間は13時~17時。入場無料。問い合わせはiCom(TEL 083-988-2627)まで。