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上宇部小で「味覚の授業」 地元フレンチシェフが先生に、「五味」を体験

味覚を体験する上宇部小4年生の子どもたち

味覚を体験する上宇部小4年生の子どもたち

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 地元フレンチシェフが教える食育授業「味覚の授業」が6月24日、宇部市立上宇部小学校(大小路3)で行われた。

味覚の大切さについて授業

 五感を使いながら、味の基本となる塩味・酸味・甘味・苦味・うま味の「五味」を学び、味覚の知識や味わうことの大切さを学ぶ授業。20年以上前にフランスで発祥し、関東を中心に全国各地の小学校で行われている。

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 講師を務めたのは、フランス料理店「キャプテン」(港町1)のオーナーシェフ・藤谷幸司さん。約4年前からボランティアで授業をしており、「子どもたちに食について改めて考えるきっかけを」と市内を中心に活動している。

 当日は、4年生112人が参加。まず藤谷さんが味覚について「五感を使って五味を感じることが大切。料理はお店でも家でも、作り手の思いを受け取ることも大切」と説明。その後、天然塩や酢、チョコレートの原料カカオマス、砂糖、だしを試食。生徒たちは素材本来の味わいに驚きながら味覚を体験した。

 小江優衣香さんは「すしのお米の味が、砂糖と酢でできていることを知ってびっくりした。五味を楽しく知ることができた」と話す。品田知輝さんは「毎日普通に食べていたものの味が分かってよかった。家のご飯も今日から意識して食べたい」と笑顔を見せた。

 藤谷シェフは「共働きの家庭が多い中で、味について家庭で教えることは実際には難しさがある。学校で食を仕事にしているプロがこういった授業をすることで、子どもたちの食生活の一端を豊かにできれば」と話す。

 「活動を続けることで、私の活動に賛同してくれる地元の料理人も増え、受講した子どもの保護者やPTAから大人版の依頼もあるほどになった。これからも継続して食の大切さを伝えていきたい」とも。

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