デジタルアートイベント「世界を旅する植物館 水の道 光の道」が8月9日、宇部ときわ公園内ときわミュージアム(宇部市野中3、TEL 0836-37-2888)で始まった。
館内の熱帯ゾーンでは、色鮮やかな魚群のデジタルアートを映し出すほか、サボテンゾーンは「呼応する植物館」としてライトアップして空間全体を演出する。
今回は初の試みとして、昼間でも鑑賞できる室内展示「世界はこんなにもやさしく、うつくしい」も併せて実施。壁を360度使ったデジタルアートで、上から下りてくる文字に近寄ると、言葉が持つ意味の色やデザインが広がる。
チームラボの同プロジェクト担当の野中千正さんは「見どころは、魚や文字などそれぞれが主体的に動きそこでの世界を形成し意味を持つところ。人が空間に入ることで織り成される3次元の空間を楽しんでもらいたい」と話す。
夏休み中の子どもたちや盆休みで帰省した家族連れを中心に、これまでの9日間で9281人が来場。最初の日曜となった11日には1450人以上が訪れた。目標来場者数は、昨年の来場者数を約1500人上回る3万4000人。
ときわ公園課の白井幸雄課長は「昨年の同時期よりも来場者数が増えていて喜ばしい。昼も夜も楽しめるようにしたことで、2度3度と足を運んでもらえれば」と呼び掛ける。
開催時間は9時30分~22時(室内展示のみの場合は17時まで、植物館内の展示は19時30分~)。入場料は、一般=500円(室内展示のみの場合は300円)、高校生以下無料。11月4日まで。