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山陽小野田のポン菓子店に「絵本コーナー」 店主が集めた500冊で子育て支援

「ポン菓子と絵本を親子で楽しんで」と多原美加さん

「ポン菓子と絵本を親子で楽しんで」と多原美加さん

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 山陽小野田のポン菓子店「ほりうち商店」(山陽小野田市セメント町、TEL 0836-83-3811)の店内に「絵本コーナー」が設置されて3カ月がたち、来店客を和ませている。

さまざまな種類の絵本

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 店主の多原美加さんが、4人の子どもを育てるために集めた絵本を昨年末ごろから少しずつ店内に置き始め、現在は店舗の半分近いスペースを使って約500冊を並べている。

 多原さんは「子どもに発達障がいがあったので、図書館に絵本を借りに行きたくても周囲に迷惑を掛けてしまうのではという思いがあり、毎月絵本を定期購入し続けた。気が付けば約800冊もの絵本が家にあった。今はもう子どもが成長して絵本を必要としなくなったので、子育ての役に立ちたいと設置を始めた」と話す。

 これまでに絵本の読み聞かせの会を立ち上げたり、人形劇イベントを催したりと積極的に活動してきた多原さん。「不要な絵本の寄付も募っている。今後は絵本の貸し出しや、絵本の交換会なども行っていきたい」とも。

 同店は、1975(昭和50)年に多原さんの父・堀内辰美さんが創業。2013(平成25)年に法人化し、2019年に美加さんが継承した。定番のポン菓子(260円)だけでなく、ブロック状にした「ぽんげんこつ」(300円)やマカロニやペンネをポン菓子にした「マカぽん」「ペンネぽん」(以上260円)などを店頭で販売する。

 「お母さんが商品を選んでいる間に、子どもが絵本を見て待っている様子も。ぽん菓子と絵本を親子で楽しんでもらえれば」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~18時。日曜・祝日定休。

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