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レノファ山口、チーム活動休止もツイッターで「霜田塾」 一般向けに人生相談も

レノファ山口の霜田正浩監督(撮影日:2020年4月2日)

レノファ山口の霜田正浩監督(撮影日:2020年4月2日)

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 レノファ山口のツイッター公式アカウントで展開されている「霜田塾」が話題を呼んでいる。

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 新型コロナウイルスの影響で4月12日からチームの活動を休止したレノファ。同日に「活動休止中も皆様に楽しんでいただけるようにと霜田監督のつぶやきが帰ってきました!今度はサッカーに対する悩みや質問から人生相談まで、ほぼどんな質問にも霜田監督が全力で答えます!」(原文ママ)とツイッター公式アカウントで発表した。

 霜田塾の仕組みは、ハッシュタグ「#霜田塾」を付けて質問や相談をツイートすると、霜田正浩監督がそれに答えるというもの。開講後から次々と投稿が寄せられ、現在は1日に2回から3回のペースで霜田監督が答えている。

 14日には、「3月から今まで学校の休校で1人で留守番をしていた息子の我慢が溢れてしまい心が不安定になってしまいました。私も仕事を調整して日中一緒に過ごすようにしています。一緒に母ができるボールなど使ったトレーニングありますか?体を動かしたり少しでも息子の心が和らいでほしいと思います」といった質問があった。

 これに対し霜田塾長は、「達成感が毎日のエネルギーになります。リフティングでも、けん玉でもお手玉(古い!)でも縄跳びでもちょっと難しい技をお母さんと一緒に毎日頑張る。体を使い、頭を使い、できるまで頑張る。成功できたら思い切り褒める。一緒に喜ぶ。難しい技ができたらぜひ動画送ってください」(以上、原文ママ)と回答した。

 このほか、教師からの「監督ならどのような学級を作り、どう経営しますか」といった質問や、仕事について「ミスを引きずらないようにする気持ちの切り替え方を教えてください」といった内容などにも回答している。

 Jリーグの公式戦が延期になった3月に初めてツイッターを始めた霜田監督。3月17日から3月31日までの期間、「#監督のつぶやき」というハッシュタグで練習の様子などを投稿し、サッカー関係者などから多くの関心を集めた。

 今回の「シーズン2」にレノファの選手も反応し、田中パウロ淳一選手は「霜さんのSNS慣れ早くない?笑」とツイート。これには「おかげさまでTwitterも慣れてきた。人はいくつになっても成長できるんだよ。パウロも頑張れ!」(以上、原文ママ)と応じた。

 初めての塾長について、霜田監督は「自分にとっても初めての経験なので『とても難しい』というのが正直な気持ち。でも、直接サポーターの方と触れ合えるのは楽しいし、こんなやり取りでも少しでも楽しんでもらえていたらうれしい」と話す。「山口県民の皆さんの心の中に、どれくらいレノファは浸透していますかと逆に聞いてみたい」とも。

 チームは活動休止を5月6日まで延期すると発表。霜田監督は「いつ始まるかわからないという先の見えない中での戦いになっているので、段階的なメンタルの準備、練習が再開できればフィジカルの準備が大事。誰もが初めての経験で、過去の知見や経験則がない中での勝負なので、この期間をどう過ごすかを毎日考えながら生活している。山口県でこれ以上感染が拡大せず、1日でも早く世界中でサッカーのある日常が戻ってきてくれることを祈っている」と話した。

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