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山口きらら博記念公園で「みんなの運動会」 大芝生広場活用、人とのつながり回復へ

昨年のワークショップの様子(写真提供=公園管理事務局)

昨年のワークショップの様子(写真提供=公園管理事務局)

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 自分たちで考案した競技を実施する「きららで!みんなの運動会を作ろう」プロジェクトが8月29日、山口きらら博記念公園(山口市阿知須)でスタートする。

考案したスポーツを試すスタッフ

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 昨年始まった同プロジェクトは、新しいスポーツや体を動かすプログラムを参加者で企画し、公園の緑豊かな環境と本格的な施設を幅広く活用することが目的。今年は、「ソーシャルディスタンス×スポーツ」をテーマに大芝生広場の活用を考える全6回のワークショップを行う。

 公園管理事務局の北野慶副支配人は「新型コロナの影響により、公園本来の憩いの場、集いの場としての機能が衰えているのを感じる。『ソーシャルディスタンス』という言葉のマイナスイメージを逆手に取り、スポーツや企画と組み合わせれば楽しくなることを発信することができれば」と話す。

 第1回のワークショップ「公園を知ろう!」では、コミュニティーデザインを手掛ける「studio-L」(大阪府吹田市)の山崎亮代表を迎え、オンライン会議ツール「Zoom」を使って地域で一緒に公園を作ることの意義や事例を紹介。2回目以降の「企画を考えよう!」(9月26日)や「企画を試してみよう!」(10月18日)など、段階を経て企画を形にしていく。

 新型コロナ感染予防対策として、オンライン会議ツールと屋外での活動を並行しての実施や実施時間の短縮を行うほか、パークコーディネーターへオンラインでの相談などを予定する。

 北野副支配人は「最初はオンラインでの開催予定もあったが、外で思い切り走り回る機会が失われている今、公園の広さを生かしコロナだからこそできる企画をやるべきではないかと何度も話し合った。外出自粛などで人との関わりが少なくなる中、企画を通じて人とのつながりを取り戻し、新たな出会いのきっかけにもなれば」と話す。

 「昨年はイベントを含め、約200人の参加があった。こうした状況のため、昨年より参加者は少なくなるかもしれないが、人数にとらわれずSNSなども活用しながら参加者の思いを発信していきたい。イベント後も公園を利用するきっかけになれば」とも。

 参加は親子などの個人や団体も可能。申し込みは同園管理事務所(TEL 0836-65-6900)まで。

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