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長門の寺が一般向けに「宿坊」開始 「坊主バー」や角島巡る「厄払いクルージング」も

「寺は楽しい場所なんだと発見してもらいたい」と田立住職夫妻

「寺は楽しい場所なんだと発見してもらいたい」と田立住職夫妻

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 長門・油谷の「二尊院」(長門市油谷向津具下、TEL 0837-34-1065)が8月29日、一般向けの体験宿坊「えんとき」を開始する。

寺から見える自然風景

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 同院は、安産、子宝、縁結びの寺として知られるほか、楊貴妃の墓と伝えられる「五輪塔」があることでも有名。「えんとき」という名前には、「しがらみで要らない縁を切るのではなく、自らを解いて整理し、必要な縁を選んで結び直してみよう」という意味を込めた。

 住職の田立智暁(ちぎょう)さんは、京都の総本山や滋賀で修行を積み2007(平成19)年に実家である同院の住職を引き継いだ。「悩み相談による人々のストレス解消とリフレッシュ、観光拠点としての地域振興、文化財の維持の3つの使命を大切に宿坊を展開していく」。一般向けの体験宿坊は山口県初という。

 宿坊利用者は、「朝のお勤め」「写経」「写仏」といったオーソドックスな内容だけでなく、住職ととことん話ができる「夜の坊主バー」、「懺悔(ざんげ)カウンセリング」といった同院ならではの体験も。

 中でも目玉は「厄払いクルージング」。住職が操縦する船に乗って「角島大橋」や「俵島」を回り、土で作られた厄玉に懺悔や反省を吹き込んで海に投げ、自然にみそぎをするといった船上での厄払いを行う。

 そのほか、通常は非公開にしている国指定重要文化財「阿弥陀如来像」「釈迦(しゃか)如来像」の特別参拝もできる。同文化財は、鎌倉時代に造られたもので約750年前の姿で残っている。

 田立住職は「プレオープン中に3組が体験されたが、海外旅行に行けなくなった方の気分転換としての利用もある。気兼ねなく利用でき、感染リスクも低いという感想があることから、コロナ禍で需要があるかもしれない。易しい修行体験もあるので、未就学児を伴った家族の方にも利用してもらえれば」と話す。

 「葬儀や法事のみで利用する寺のイメージを払拭(ふっしょく)していきたい。厳かだけど親しみやすく、しっかりとしたことをしながらも難しくないようにして、寺とは楽しい場所なんだと発見してもらいたい」とも。

 料金は、1人の場合は1万6,500円、2人以上の場合は1人1万3,000円。客室は和室8畳1部屋で、最大8人まで宿泊可能。1日1組限定で1泊2食付き(食事は精進料理)。オプションで、滝行、護摩行、念珠作りなども用意する。

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