萩・城下町の川でカヤックをこいで楽しむ「体験ツアー」が人気を集めている。
コロナ禍で落ち込んだ観光需要を喚起しようと10月に開始。水・陸の両方から「萩ならではの風景を楽しめる」と観光客から好評を得ており、10月は週末ごとに予約が埋まる人気ぶりを見せた。
河添河川公園を出発し、白壁や武家屋敷、松林など城下町の風情を自らカヤックをこぎながら眺め、気になる場所があればカヤックを降りて散策することもできる。体験コースは萩城下町のほか、萩ジオパークのジオサイトの一つである阿武町奈古の「モドロ岬」や洞窟などを巡るコースも用意する。料金は5,500円から。
主催は、阿武町でカヤック体験事業を展開する「ギ・パドラーズ」(奈古)。高井寧子代表は「カヤックは、静かで環境にも優しくリラックスできるアクティビティー。水のうねりに身を任せながら自分の手でどこまでも行くことができ、気力・体力に応じた楽しみ方ができる」と話す。
カヤック未経験者にはインストラクターが丁寧に指導して安全面にも配慮する。「気候やお客さまの体調によってコースのバリエーションも自由に変えられるので、その時にしか見られない風景をゆったり楽しんでほしい」とも。
予約・問い合わせは予約サイト「アソビュー!」、またはギ・パドラーズ(TEL 08388-2-0027)まで。