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山陽小野田のスナック「さくら」がキープボトル放出 キープ主から支援申し出

「2万円のヘネシーが飲めることがあるかも」とママの梅野さん

「2万円のヘネシーが飲めることがあるかも」とママの梅野さん

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 山陽小野田のスナック「さくら」(山陽小野田市日の出3)が現在、キープボトルを「放出」している。

スナック「さくら」の店内

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 新型コロナの影響で、勤務先のコンプライアンスがあって来店できない常連客などから「キープしているボトルをお客さんに出してあげてほしい」という連絡が続いたことから企画。ママの梅野裕恵さんは「モチベーションを維持するのが難しい中で営業しているが、いろんな人が応援してくれていることには感謝しかない」と話す。

 この企画では、「飲み放題プラン」(60分、4,000円)に限り、通常よりも上位ランクの銘柄のキープボトルを提供する。キープ主からの放出許可があったボトルが対象になるため、「量が限られるので確約はできないが、高級な銘柄のブランデーを出せることもある」(梅野さん)。

 山陽小野田・日の出地域では8月下旬、一部の飲食店でクラスター(感染者集団)が発生し、エリア内の飲食店は大きな打撃を受けた。

 同店は8月24日~9月30日、営業を自粛し、10月1日に営業を再開。10月前半は例年の3割~4割程度だったが、やっと6割~7割程度まで回復してきたという。

 梅野さんは「コロナ禍で自宅の滞在時間が増えている人も多いようで、『家の掃除をしたらお酒が出てきた。家にあっても飲まんけぇ、お店で使って』と高級なウイスキーやブランデーを持ってきてくれるお客さんもいる。『頑張ってね』の一言が本当に励みになる」と話す。

 営業時間は20時~24時。水曜・日曜・祝日定休。同企画は今月末まで。

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