宇部の中心市街で現在、恒例のイルミネーション点灯が通行人たちの目を楽しませている。
小串通りから銀天エコプラザまでをイルミネーションで飾る「サンタクロスロード」は今年で22回目。若者ボランティアサークル「宇部未来会議」が主体となり、地元企業や学校なども参加して舞台を作り上げた。
今年は新型コロナの感染状況を考慮し、同サークル内で飾りを設置するかどうか議論されたが、長期間の開催でかつ来場者自身が混雑状況を判断しながら見に来ることができると判断。行政機関などにも確認を取り設置を決めたという。
同サークルの岡本大河会長は「『サンタクロスロード』は宇部未来会議の定例イベントで、こういう状況だからこそ頑張らなければいけないとの思いで開催を決定した。今後もコロナ禍の状況の中でできることを見いだしていければ」と話す。点灯時間は17時~24時。音楽と光が連動する「光のミュージカル」開催時間は18時~22時。来年1月3日まで。
ANAクラウンプラザホテル宇部(宇部市相生町)では初の試みとして、施設外周の植え込みにイルミネーションを飾った。同ホテルのグループ会社「UBEアセット&インシュアランス」と「宇部興産総合サービス」が協賛する。点灯時間は17時~翌5時。12月25日まで。
同ホテル営業企画担当者の麻生隆義支配人は「初めての試みで不安な面もあったが、足を止めて写真を撮る通行人の姿も見られ、喜んでいただけている様子。新型コロナで沈んだ地元民の気持ちが少しでも温かくなれば」と笑顔を見せる。