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宇部・小野で「自治会集会所のレンタル」 施設の有効活用と移住促進目的に

「体験してもらうことで小野のイメージアップになれば」と末田昭男会長(写真中央)

「体験してもらうことで小野のイメージアップになれば」と末田昭男会長(写真中央)

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 宇部・小野地区で6月1日、自治会集会所を貸し出すサービス「わくわくホリディ in おの」が始まった。

広々とした「平原集会所」

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 小野地区振興対策委員会内の移住に特化したプロジェクトチーム「スイートホームおの」が主体となり、小野に興味を持つ人や移住を希望する人向けに、自治会集会所を活動拠点に小野を体験してもらい、移住につなげることを目的とする。

 小野ふれあいセンターの武田尚文所長は「コロナ禍でチームの活動を自粛せざるを得ない中、小野に『来てもらう、知ってもらう、体験してもらう』ことを第一に何かできることはないかと考え、利用頻度の低い集会所の有効活用も兼ねての発案。集会所を拠点にカヌー体験や登山などを楽しむのはもちろん、集会所で一日ゆっくり過ごして自然を感じて癒やされるなど、自由に使ってもらいたい」と話す。

 貸し出す集会所は、「平原集会所」と「臼麻集会所」。冷暖房設備やトイレ、冷蔵庫などの備え付けの器具類を自由に使用でき、調理器具などを持ち込むことも可能。10日前までの申請が必要で、利用時間は9時~18時。料金は日額3,500円で、最大10人まで。

 武田所長は「今回の企画はあくまで移住の入り口としてのもの。これをきっかけに小野地区を知ってもらい、好きになってもらうことでその後につながっていけば。小学校に入学する児童が減少していることを目の当たりにし、地域全体が人口減少を実感している。子育て世代にぜひ利用してもらいたい」と呼び掛ける。「今後は他の自治会に呼び掛けて利用できる施設を増やしたり、実際に住みたいと思った人向けのサポート方法を考えたりしていきたい。こうした活動が最終的な目標である移住につながれば」とも。

 小野ふれあいセンターや宇部市役所で使用申請書を配布する。小野地区総合サイト「インフォメーションセンターおの」からもダウンロード可能。問い合わせは小野地区振興対策委員会(TEL 0836-64-2024)まで。

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