立ち食いうどん店「駅うどん日の出屋」(山陽小野田市東高泊)が10月12日、JR小野田駅構内にオープンした。
2019年末まで「味一」が営業していた店舗跡に出店。駅の利用客以外でも立ち寄れることから、地元民から復活を望む声が上がっていた。
外観を木目調に刷新したほか、調理場の設備も一新した。運営は、駅前の居酒屋「酒場ビッグ」(日の出3)で、店主の柏村雅彦さんも「駅うどん」のファンの一人だったといい、「前店の閉店以来、駅前が寂しくなったと感じていた。小野田の玄関口でもあるこの場所に、明るさとにぎわいを取り戻したい」と話す。
提供するうどんは、柔らかめの丸い細麺で、だしにはカツオ節やサバ節などを使う。看板メニューで、肉や天ぷら、きつね、卵など7種類をトッピングした「日の出うどん」(650円)のほか、「肉うどん」(470円)や「きつねうどん」(390円)、「かけうどん」(330円)など7種類を用意する。
「しそわかめおにぎり」や「ツナマヨおにぎり」、「だしで炊いたいなり」(以上100円)などご飯ものもそろえる。
営業開始から約1週間がたった。柏村さんは「週末には家族連れの来店もあり、1日に100人以上と予想の倍の来客があり、反響にびっくりしている」と話す。一度に10人ほどが利用できるが、コロナ禍に配慮して5、6人ずつの利用を呼び掛けている。
「小野田駅に降り立つ人が最初に見る場所でもあり、意味の大きなことだと感じている。純粋に駅前を盛り上げていきたい」と意気込む。
営業時間は6時45分~15時。年末年始店休。