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宇部・船木で「竹灯篭の夕べ」 灯籠が瑞松庵を照らす マルシェも開催

「日常から少し離れて癒やしのひとときになれば」と藤村住職

「日常から少し離れて癒やしのひとときになれば」と藤村住職

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 宇部・船木の「瑞松庵」(宇部市船木)で11月27日・28日、「竹灯篭(ろう)の夕べ in 瑞松庵 瑞松庵マルシェと竹のコラボ」が開かれる。

かやぶきの山門

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 自然に囲まれた同寺の本堂や会館、庭園を会場に開く同イベント。主催は、船木を盛り上げたいと今年7月に住民有志らが設立した地域おこし団体「船木の木」。船木を元気にするプロジェクト「Machisujiプロジェクト」の第1弾として行う。

 当日は、約200個の竹灯籠を照らして国の登録有形文化財「山門」と庭園をライトアップするほか、竹細工を展示する。28日にはマルシェを開く。山口県内のハンドメード作家や飲食店、地元アーティストなどが集い、体験・販売コーナーと音楽ステージを展開する。

 本堂では、献茶セレモニーや山口大学による「船木まちすじアーカイブス紹介」、「たましげ琴製作所」による琴の演奏体験、伝統工芸品の「赤間硯(すずり)」の墨磨り体験、元かるたクイーンで船木在住の今村美智子さんを講師に招いての百人一首を行う。

 地元の子どもたちによる神功太鼓、地元バンド「フナッキン・パーティー」がアコースティックギターで「和」のテイストに合わせた音楽ステージも行う。17時からは、玉重智基さんの琴の演奏に合わせ、竹灯籠の点灯式も行う。

 庭園で行うマルシェには、洋菓子店「エール・ラポール」の焼き菓子や「邑岡農園」の野菜、レストラン「ガルデン・ラ・ヴァンヴェール」の弁当、アクセサリーや雑貨などハンドメード作品などが出店する。

 同寺の藤村光昭住職は「文化や歴史にも触れながら楽しく学び、寺や地域の魅力を感じてほしい。ゆれる炎の温かい明かりに包まれた空間で、心穏やかな時間を過ごしてもらえれば」とほほ笑む。

 「宿場町のまちなみが残っている船木のまちを多くの人に知ってもらい、住みたい住み続けたいと思ってもらえるまちづくり、子どもたちが楽しめるイベントなどさまざまなプロジェクトを提案している。子どもたちや地域の方々が気軽に集える場を作りたいと、『Cafe MACHISUJI Project』として12月にカフェをオープンする予定。地元の方と協力しながら船木のまちを盛り上げていければ」とも。

 ライトアップ時間は17時~19時。問い合わせは宇部市北部地域振興課(TEL 0836-67-2812)まで。

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