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宇部のサンドイッチ専門店「クムクムサンド」が常盤町に出店 移動販売は継続

「サンドイッチで幸せの時間を提供したい」と玖村さん夫婦

「サンドイッチで幸せの時間を提供したい」と玖村さん夫婦

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 キッチンカーで営業していたサンドイッチ専門店「クムクムサンド」(TEL 050-8883-0196)が10月28日、宇部市常盤町に実店舗をオープンした。

「クムクムサンド」のサンドイッチ

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 居酒屋「おでん酒場和(かず)」(宇部市上町1)の店主・玖村高志さんと妻の奈津実さんが運営する同店。新型コロナの影響で居酒屋の経営が苦しくなる中で「ピンチをチャンスに変えよう」と昨年7月、キッチンカーで営業するサンドイッチ専門店を始めた。

 玖村さんは「予想以上に利用してもらい、ありがたいことに生産が追い付かない状態だと3月くらいに感じた。調理の効率やクオリティーの向上を目指して実店舗の出店を決めた」と話す。

 実店舗の場所は、旧山口井筒屋宇部店裏の駐車場付近でドッグトリミングサロン「ペットの床屋さん しゅりんこ中央店」跡。店舗面積は約11坪。

 サンドイッチのソースや具材は、妻の奈津実さんが手作りする。ラインアップは、「たまごサンド」(350円)、「ヒレカツサンド」(580円)、オープンしてから人気が高いという「スモークサーモン」や「エビアボカド」(以上650円)、実店舗限定商品「塩あんこサンド」(350円)などで、仕入れ状況や季節により異なるが常時6種類を並べる。

 サイドメニューとして、「ポテサラ」(350円)、自家製の「クラムチャウダー」や自家製ドリンク「レモンジンジャー」(以上400円)、コーヒー(200円)なども用意。玖村さんは「サンドイッチのレパートリーは20種類くらいあるが、もっと増やしたい。飽きが来ないように新作もどんどん開発し、楽しんでもらえる提案をしていきたい」と話す。

 店長を務める妻の奈津実さんは「見栄えだけを重視するのではなく、食べやすさにも配慮し、食事として食べ終わりまでしっかり味わえるようにしている。仕事の休憩中など、ホッと一息つける瞬間にもなってほしいし、おいしいサンドイッチで幸せの時間を提供できれば」と笑顔を見せる。

 オープンから約1カ月がたった。玖村さんは「1日約100人のほどの来店がある。キッチンカーのときは女性のお客さまの割合が圧倒的に多かったが、宇部市役所から近いこともあってビジネスマンの利用も多い。天気がよい日は目の前にある公園でサンドイッチを楽しんでもらうなど、市のまちづくりエリアにもなっているこのエリアを明るくできれば」と話す。

 営業時間は10時~15時(売り切れ次第終了)。月曜・火曜定休。土曜・日曜・祝日にキッチンカーで出店する場合は実店舗を休みとする。キッチンカーでの出店はインスタグラムで告知する。

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