サッカーJ2のレノファ山口FCが1月8日、おのサンサッカーパーク（山陽小野田市立サッカー交流公園）で今季初練習を行った。

レノファ山口の関憲太郎選手

　昨季は、下位4チームがJ3に降格するという厳しいリーグを戦ったレノファ。一時は降格圏に沈み、シーズン途中で監督が交代するなど苦しい戦いが続いたが、最終的に15位で「J2残留」を果たした。

　今季は、昨季に続いて名塚善寛監督が指揮を執る。名塚監督は、2018（平成30）年からレノファのトップコーチを務め、昨季途中に渡邉前監督が退任したことで監督に就任。攻守にアグレッシブなプレーをチームに求め、J2残留に導いた。現役時代にはベルマーレ平塚（現湘南ベルマーレ）やコンサドーレ札幌で活躍し、日本代表にも選出されて11試合に出場している。

　初練習を終えた名塚監督は「目標はJ1昇格。目の前の試合に勝つために全員で本気で考えて準備し、勝点を奪いに行く。目の前の試合の積み重ねがJ１昇格につながると思っている。今いる選手が成長することが一番大事で、個人が成長しないとチーム力も上がらない。強いチームを作っていきたい」と話す。

　関憲太郎選手は「初日から活気があふれていい笑顔でやれていたと思う。今日の初々しい気持ちを忘れずにやることが大事。昨年以上の活躍をしようと全員努力するはずなので、今年も皆さんからパワーをもらえれば」と話す。

　チームは、1月23日から29日まで鹿児島でトレーニングキャンプに入る。今季のJ2リーグは2月19日に開幕し、レノファは同日か20日にホームの「維新みらいふスタジアム」でロアッソ熊本と対戦する。開幕戦の日時は1月21日17時に発表を予定する。