宇部の総菜店「ねじれ 宇部店」（宇部市神原町2、TEL 0836-34-1555）が2月10日、オープンから1周年を迎えた。

復活を熱望された「ラーメン」

　全国の百貨店で販売する食品の製造開発を行う「ドームプランニング」（中尾2）が製造工場直売店として出店した同店。「自宅で簡単に食べられる本格的な冷凍食品」を中心に、総菜などを販売する。

　同社は25年間、宇部・沼でラーメン店「すぶた屋」を営業していたが、当時の常連客から復活を望む声が多かったことから、昨年の夏ごろに店内にラーメンのイートインコーナー（カウンター席5席）を新設し、すぶた屋時代のラーメンの提供を始めた。

　近藤直行社長は「2020年の夏にラーメン店の営業を終えてからも、『あのラーメンをもう一度』という声を毎日のようにいただいた。これほどに待っていただけることが本当にありがたい」と話す。

　提供するラーメンは、しょうゆベースの「元祖ネギラーメン」と「ねぎ味噌（みそ）ラーメン」（以上800円）の2種類。「あっさりとした味わいの無添加スープで自家製のとろけるチャーシューが人気」という。

　店内で販売する冷凍食品は、山口県産の野菜を使ったギョーザが売りで、一番人気の「黒豚肉汁餃子（ぎょうざ）」（648円）は毎月2000パック売れるという。期間限定の美東ごぼうを使用した「ゴボウ餃子」（648円）や、ほうれん草を粉末にして皮に練り込んだ「健康野菜餃子」（864円）、1周年を記念して発売した韓国式水ギョーザ「キムチマンドゥ」（648円）などを用意する。

　そのほか、「鯛出汁（だし）茶漬けの素」（648円）や「とろける焼豚」（1,080円）のほか、一頭買いした鹿児島産黒豚を使用した「ハンバーグ」（486円）や「肩ロース南蛮漬け」（648円）、「ハチミツからあげ」（432円）、「すぶた屋の酢豚」（648円）なども販売する。

　近藤社長は「ギョーザの売り上げも落ち込むことなく伸び続けており、多くの地元の方に支持してもらえていると実感している。背伸びすることなく、当たり前のことを当たり前にやり続け、これまでと変わらずにお客様の声を聞きながら、喜んでいただけるものを提供していきたい。食卓に笑顔を増やすお手伝いができれば」と話す。

　営業時間は10時～16時（ラーメンのイートインは11時～15時）。火曜・水曜定休。