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長門に手作りカフェ「フィーカ」 開店後も改装続き「まるでサグラダファミリア」

改装が続くカフェ「cafe fika」の店内

改装が続くカフェ「cafe fika」の店内

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 夫婦で手作りするカフェ「cafe fika(カフェ フィーカ)」(長門市油谷新別名)が1月22日、長門・油谷にオープンした。

カフェでの提供は珍しいという「クレームダンジュ」

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 食べることや料理が好きだという古田郁さんと夫が夢をかなえて出店。料理の飾り付けが得意な郁さんが店長を務める。郁さんは「自分たちの好きなものを自分たちで手作りすることをコンセプトにしている。お客さまや周りの人には、全て自分たちの手で作っていくというこだわりを理解してもらえれば」と話す。

 店名の「fika」はスウェーデン語で「コーヒーの時間」という意味を持つ。客席部分が約8坪の店舗はプレハブを使用し、テーブル席6席、カウンター席4席を用意する。

 基礎工事と電気関係以外の壁紙やフロア、塗装などは古田さん夫妻と友人らの協力で行ったが、未完成でオープンしている。一部窓枠が入ってなかったり、壁紙が貼られてなかったりしているが、「お客さまから『来る度に内装などが変わっているのでサグラダファミリアだ』と言われ、その変化の様子も楽しんでもらっている」という。

 コーヒー豆は、山口市内で自家焙煎(ばいせん)しているロースターから仕入れ、牛乳は山口県内産を使うなど、地産地消にも取り組む。

 提供するドリンクメニューは、「コーヒー」(400~500円)、イギリスハーブの香味が優れた「エルダーフラワーコーディアル」や「オーガニックジュース」(以上550円)など。

 デザートは、「水切りヨーグルトのクレームダンジュ」「バナナのスパイスバターケーキ」「レモンのバターケーキ」(以上500円)を日替わりで提供するほか、季節限定で長門・日置で有機栽培されたイチゴを使った「いちごみるく」(650円)を用意する。

 郁さんは「お客さまから、おいしいという声をたくさん頂いている。素人がやっている店にこれだけ来てもらえるのはありがたい。オペレーションに慣れたら、少しずつお客さんが増えるような取り組みもしていきたい」と話す。

 今後はランチやディナーの提供、テークアウトも始めたいと少しずつ準備をしている。「楽しみながらやっていけるといい。少しでも地産地消を考えながら、ゆっくり飲食できる居心地の良い店になれば。田舎でも、おしゃれな空間が提供できるところを見せていきたい」とも。

 営業時間は11時~17時。日曜・月曜・水曜定休。

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