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美祢にコーヒー店「untitled coffee」 23歳男性がネット販売を経て出店

「飲んで良かったと思ってもらえる1杯を入れたい」と話す末永さん

「飲んで良かったと思ってもらえる1杯を入れたい」と話す末永さん

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 コーヒー店「untitled coffee(アンタイトルドコーヒー)」(美祢市大嶺町東分)が2月1日、JR美祢駅近くにオープンした。

「untitled coffee」のコーヒー

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 店主の末永忠士さんは山陽小野田市出身の23歳。高校生のころに自分が入れた1杯のコーヒーで感動してもらったことをきっかけに、いつか地元にコーヒー店をオープンしたいと思うようになり、自分で焙煎(ばいせん)するようになったいう。大学在学中だった2年前からコーヒー豆のネット販売を始め、出店の準備を進めてきた。

 「untitled coffee」という名前の由来は「相手に合わせたコーヒーを出したいと思った」から。「おいしいコーヒーを入れるのはもちろんだが、飲んで良かったと言ってもらえるような1杯にしたい」と話す。

 場所はJR美祢駅から徒歩2分で、以前焼き鳥店として営業していた店舗を改装した。美祢に出店した理由は「県外の人に山口県をもっと知ってほしい」と思ったからで、ネット販売で購入客とのやりとりの中で秋吉台を知らない人がいることに驚き、「自分が美祢駅近くに店を出せば、県外の人が美祢に来る機会を作れるのではと思った」と話す。

 店内でコーヒー豆を販売するほか、カウンター5席を備える。提供するカフェメニューは、末永さんが焙煎した中いりから深いりのコーヒー5種類~8種類(500円~700円)と「カフェオレ」(600円)、末永さん手作りの「チョコレートテリーヌ」(500円)など。テークアウト販売にも対応する。

 末永さんは今後について、「いずれは2階もリフォームして図書スペースをつくったり、絵の個展などのスペースとして貸し出したりすることができれば。ネットでコーヒー豆を買ってくれている愛媛県在住のシンガーさんを招いてライブをしたいという夢もある。お客さま一人一人に合わせた接客をし、ここに来て良かったと思ってもらえるような店にしたい」と話す。

 営業時間は11時~20時30分。

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