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山陽小野田の企業がペット用ジビエ通販サイト「ペットのジビエもふもふ」開設

「安心安全のペットフードを届けたい」と話す安藤店長

「安心安全のペットフードを届けたい」と話す安藤店長

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 「おのだ」(山陽小野田市有帆、TEL 0836-81-0101)が2月1日、楽天市場にペット用ジビエ商品の通販サイト「お母さんの手作り-ペットのジビエもふもふ」を開設した。

ペット用のジビエ「猪ボイル」

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 ペットフード用ジビエ商品の製造販売を手掛ける「おのだ」。厚狭・美祢・下関の3つのジビエ処理加工施設と提携して解体後の肉を仕入れ、煮沸するなどして殺菌と寄生虫除去を行って生肉によるリスクを排除し、下痢の原因にもなる余分な脂肪を手作業で取り除き、食べやすいサイズに切り分けて冷凍した物を真空パックに入れて販売する。

 「自宅で秋田犬を飼っている」という森本由美子社長は「わが家の犬も夏バテがひどく、食欲がなくなり体重も激減してしまうことがあった。主人が地元猟友会に所属していたので相談し、イノシシ肉をボイルして与えたところ、目をキラキラさせて食べ始めた。次第に体重も戻って元気になりジビエのすごさを実感した。同じように悩んでいる方にも勧めたいと思い、昨年12月に同社を立ち上げた」と話す。

 通販サイトでは、イノシシやシカ肉をボイルした物や、あばら骨、ハツなどを加工した8種類の商品をラインアップする。価格は、100グラム当たり1,980円~。

 店長を務める安藤志穂さんは、自宅でマメシバを飼っており、いずれはペットに関わる仕事に就きたいと思っていたところ、森本社長の話を聞き、その思いに共感して店長を引き受けたという。

 安藤店長は「おやつにも、いつものごはんのトッピングにもなるペットフード。無添加で低脂肪かつ高タンパクなので食欲回復のほか、肥満や食物アレルギーがある犬や猫にお薦め。愛犬家だからこその目線で、ペットも飼い主も安心できるものを届けたい」と話す。

 森本社長は「自然豊かな山口県だが、農作物への被害が深刻化している。捕獲した野生獣を処分・廃棄するのではなく、ジビエとして普及させることで、猟師、農家、処理施設の方々にとっても良いサイクルができる。有害鳥獣の駆除は森林や野山の環境保全にもつながる」と話す。

 「今後は、宇部市内のペットショップでも販売を予定している。ペットフードだけでなく、ペット用品などの関連商品も開発していきたい」と意欲を見せる。

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