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山口県住みます芸人「どさけん」が活動10周年、「山口をもっと盛り上げたい」

「ますます山口を盛り上げたい」と話すどさけんさん

「ますます山口を盛り上げたい」と話すどさけんさん

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 山口県住みます芸人の「どさけん」が2月14日、活動10周年を迎えた。

お笑いライブでネタを披露するどさけんさん

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 どさけんさんは2012(平成24)年2月に「山口県住みます芸人」に就任し、8年半にわたって下関を拠点に活動した後、1年半前に山陽小野田市に移住。現在は同市有帆の古民家でネコと共に暮らしながら活動している。

 10周年を迎えた心境について、どさけんさんは「10年間があっという間だったのか長かったのか分からないくらい山口の生活が当たり前になっている。たくさんの方が『どさけん!』と声をかけてくれ、友達のように接してくれることに感謝の気持ちでいっぱい」と話す。

 「山口に来たばかりのころは経歴も芸人としてのスキルも何もなくて、『吉本芸人』として期待されるプレッシャーに苦しんだ。今の自分にできることを一生懸命やろうと元気にあいさつすることから始めた」と振り返る。「ボブサップさんと相撲をしたり、新喜劇の巡業でネタを披露したり、身の丈以上のことをやらせてもらった。子どものころの自分に教えてあげたい」と笑顔を見せる。

 就任以来、地元のテレビやラジオのほか、イベント出演などを中心に活動し、現在はテレビを中心に7本のレギュラーを抱えるほか、2020年6月からは山陽小野田観光協会のPR活動も行っている。コロナ禍でイベント活動が減少してからは自身のSNSでの情報発信などにも力を入れている。

 現在、山口県内ではどさけんさんを含めて5組7人の「住みます芸人」が活動している。どさけんさんは「初めは自分1人だったが、今は仲間も増えた。今後も人数を増やして全市町で『住みます芸人』が活動するのが目標。たくさんの芸人で山口をもっと盛り上げていきたい」と意気込む。

 「きれいな海や空を見るたびに、山口に来てよかったなと思う。季節を感じて暮らすことや、不便を楽しむことで人生の価値観も変わった。いつか地元の埼玉から両親を呼び寄せてこの古民家で一緒に暮らしたい。今まで通り目の前のことを一生懸命頑張って、10年後も山口で活躍していることが目標」とも。

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