アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズのフィギュア展「海洋堂エヴァンゲリオンフィギュアワールド」が3月12日、宇部ときわ公園内・ときわミュージアム（宇部市野中3）で始まった。

迫力ある「エヴァンゲリオン」のジオラマを展示

　宇部市出身の庵野秀明監督が手掛ける同シリーズから、名場面を再現したジオラマを中心に展示。フィギュア展は2年6カ月ぶり2回目で、市制施行100周年の記念事業「まちじゅうエヴァンゲリオン」の目玉イベントとして実施。

　会場内には、精巧に制作された約60点のジオラマとフィギュアを展示。アニメシリーズと映画「新劇場版」のシリーズごとに、シーンの解説付きで紹介する。昨春に公開された最新作「シン・エヴァンゲリオン劇場版:∥」の一場面のジオラマも展示する。

　同日は、オープン前からファンや市民ら約150人が行列を作り開会を待ちわびた。オープニングセレモニーでは、篠崎圭二宇部市長や関係者らが出席してテープカットが行われた。

　篠崎市長はあいさつで、今月11日に最新作が「日本アカデミー賞」で最優秀アニメーション作品を受賞したことにも触れ「コロナ禍でもこの作品に元気をもらった。庵野監督は日本を代表する人で本市にとって誇り。今後もエヴァンゲリオン作品を核に、イベントなどを展開していきたい」と話した。

　初日からの2日間で約1200人の来場があり、好調なスタートを切った。ときわ公園企画課活性化推進係の浦田佳宏係長は「会期も約2カ月間と長く、園内2会場で開催するので、密にならないようにしながらゆっくり見てもらえたら。庵野監督のふるさととして幅広い方に来てもらいたい」と呼びかける。

　園内動物園では、同時開催で親子向けのフィギュア展「海洋堂ネイチャーワールド」もスタート。動物を中心に、大手フィギュアメーカーの海洋堂が手掛ける約2000体の展示を行う。

　営業時間は9時30分～17時。火曜休館。5月8日まで。