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山口県内2カ所で「アースデイ」開催へ 向津具で初、山口は3年ぶり

アースデイ向津具の会場となる「山口県油谷青少年自然の家」(写真提供=山口県油谷青少年自然の家)

アースデイ向津具の会場となる「山口県油谷青少年自然の家」(写真提供=山口県油谷青少年自然の家)

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 持続可能な地球について考えるイベント「アースデイ」が、長門・向津具(むかつく)と山口・亀山公園で行われる。

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 「アースデイ」は、「地球や環境のことを考え、美しい自然環境に感謝する1日」として4月22日を世界共通の記念日にし、各地で環境イベントが開かれている。山口県内では2007(平成19)年、光市虹ケ浜で初めて開催された。

 4月16日に開催する「アースデイ向津具」は、30~40代の子育て世代の移住者を中心とした有志から成る実行委員会が、「山口県油谷青少年自然の家」(長門市油谷伊上)を会場に、地域の自然環境をより良い状態で次の世代に残したいとの思いで初めて開く。

 実行委員会の吉武大輔さんは「向津具は下水道が整備されておらず、生活排水がそのまま海に流れるなど、長門市内でも特に環境問題が身近な地域。イベントを通して環境問題を多くの人に知ってもらい、自分のこととして考えてもらえるようになれば」と話す。

 当日は会場にメインステージを設け、環境問題をテーマとしたトークイベントや地元アーティストの音楽ライブを行う。実行委員会からの声がけで集まった県内外の出店者による飲食ブースを設置するほか、ジェルキャンドル作り、シーカヤック体験などのワークショップ、わくわくこどもえんなどの展示ブースやアクセサリーなどの物販も行う。

 「ギフトエコノミー(=贈与経済)制」を知ってもらおうと、会場受付への寄付ボックスの設置やオンラインでの寄付を受け付けるほか、「ゴミゼロイベント」としてマイ食器、マイバックの持参も呼びかける。マイ食器の用意がない人には、100円でデポジット(=一時保証金)制のリユース容器の貸し出しも行う。

 吉武さんは「アースデイはただのイベントとして捉えられがちだが、参加した人がその後の暮らしをどう変えてくれるかが重要。一つの区切りとして5年後の『アースデイ向津具2026』までは続けていきたい。その後も続けていくつもりなので長期的に関わってもらえるメンバーや出店者などの仲間を増やしていければ」と話す。

 4月24日には、3年ぶりとなる「アースデイ山口」も「亀山公園」(山口市亀山町)で行われる。屋外ステージで音楽ライブを実施するほか、飲食や雑貨を販売するバザールブース、環境問題を啓発する展示ブース、木登り体験などのワークショップなどを行う。

 開催時間は、「アースデイ向津具」「アースデイ山口」ともに10時~16時。

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