山口情報芸術センター(YCAM=山口市中園町、TEL 083-901-2222)で5月14日・15日、舞台「もつれる水滴」が上演される。
日本の現代美術家・束芋(たばいも)さんと、フランスを拠点とするヌーボーシルク(現代サーカス)のパフォーマー、ヨルグ・ミュラーさんとのコラボレーションによる舞台作品。2カ月間にわたる富山での滞在制作を経て、世界初演となる富山を皮切りに、東京、山口、沖縄での上演を予定する。
ミュラーさんは、ジャグリングやダンス、演劇、音楽など多彩な要素が織り込まれたフランス発祥の芸術表現「コンテンポラリーサーカス」の第一人者。束芋さんは、2011(平成23) 年にベネチア・ビエンナーレ日本館代表作家に選出されるなど国際的に活躍している。
アートアニメーションとコンテンポラリーサーカスの融合芸術となる本作品。ミュラーさんが、ロープと滑車で巨大な布を生き物のように自在に操ってジャグリングし、束芋さんが描く水滴や雨などの映像を投影する。生演奏の音楽や声に呼応しながら、ミュラーさんの妻でダンサーの間宮千晴さんらとパフォーマンスを繰り広げる。
公演に当たり、同イベント担当者・阿武かおりさんは「YCAMのこれまでの芸術表現などを見て、上演のオファーを頂いた。山口ではなかなか見ることができないパフォーミングアートの世界を見に来てもらえたら」と来場を呼びかける。
開演時間は14日=19時、15日=14時。料金は、一般=3,000円、any会員=2,500円、25歳以下=1,500円、高校生以下=500円。